心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

亡くなる人が沢山いる事を忘れた時代からの転機

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新型コロナウイルスで、死亡する芸能人の報道に胸が痛む

 

つい最近までテレビで見ていた人が亡くなる事は家族が亡くなるのと変わらない死との身近さがあるのかもしれないと気がついた

 

そんなニュースを聞きながら思う

   

普通に過ごしていて大きな病気もなければ、明日が来ないかもしれないなんて考える事はほぼ無い

 

80年位生きる事が当たり前の今は、60年近く家族の死とは無縁で生きてしまうことだってある

 

でも、生きる事も死ぬ事ももっと大変で身近な事かもしれない

 

明日、家族との時間が無くなるかもしれないと思えば、今の家族との時間を大切にするし、家族がただ生きていることにさえ感謝して幸せを感じる事が出来る

 

日常が平和な事に幸せを感じる心を、死が日常から遠のいたと同時に皆忘れてしまったのかもしれないななんて思うんです

 

経済が上手く回る事やお金持ちになる事やブランド物が買える事が幸せだと思って、それを掴む事を目標にして他人を蹴散らして歩いている事が自分の幸せに繋がると多くの人が思っていた世界が、命さえあればどんな服を着てようと髪をセット出来なくても幸せだったと気が付くのかもしれない

 

今まで「不幸せだ」と嘆いていた人が、もうとっくに幸せだった事に気がつけるかもしれない

 

ずっとずっと幸せを追い続けても満たされない自己愛性人格障害者達の考え方が蔓延している先進国に、これ以上の特効薬ってあるんだろうか?って思ってしまった

 

経済を差し置いても身近で小さな幸せを沢山見つけられる事を新型コロナウイルスは教えてくれている

 

もし、宇宙人が突然地球上の人間をランダムに毎日4万人さらって、そのうちの3000人を殺しますって言われたら、宇宙人と戦争しなきゃいけないけれど、新型コロナウイルスじゃどうにもならない

 

今はただただ新型コロナウイルスの攻略法を探すのみ

 

人間は無力だな

 

これが収束したあとの社会は、もしかしたら物凄く心の豊かな素敵な世界になるかもしれない

 

なんて、多分そんなに世界は甘くは無く、また前の日常を必死に取り戻す人ばかりになるだろうけれど、少しでも死を身近に感じて生きることに感謝出来るなら、自殺は減るかもしれないし、いじめも減るかもしれないです

 

バーチャルの痛みや悲しみを伴わない死なんてなんの役にも立たないけれど、リアルの死はとっても有難い素敵な事なのかもしれないです

 

私も宇宙人の餌食になる時がいずれ来ると思うんです

 

そして殺されちゃうかどうかも分からないのです

 

今の家族との生活が素敵で幸せな物だと感じながら、改めて日々を大切に生きていけたらいいなと思っています

 

それを教えてくれた人達に感謝して、私が生きていることを支えてくれている社会の皆さまに感謝して、讃えたいと思います