心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

うちの子じゃない!?

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「ちゃんとやらなきゃうちの子じゃないよ!」「成績取らなきゃ知らないよ!」なんて親の声が聞こえてきました

 

親の言う事を聞かないと愛してもらえない子供達

 

親の為に努力を惜しみません

 

親が献身的に子供の頑張りを支えているように見えて、子供の為に頑張る親が本当に偉いなんて思ってしまうけど、実は全く逆で、親の為に子供が物凄く頑張っているのです

   

誰かに負ける我が子を見て親がイライラしているのをなだめるように「次回はもっと頑張るね」と子供は言います

 

自分が誰よりも素敵に輝く事で、親がニコニコしてくれるので努力を惜しまず真面目に取り組む姿は皆がお手本にしたいくらいその年齢でもキチンとしています

 

この子達を評価する先生は、大人の為に頑張る子供が大好きです

 

自分の感情に気を使ってくれる子供達が大好きな先生が、そんな子を良く出来た子供だと褒め、そういう子供達をひいきするのです

 

そんな親や先生にとって、自分の為に自分の意思で頑張る子供達はとても厄介です

 

子供ならではのまだまだ成長していない感情に振り回されるのはたまらないのです

 

自分が好きで取り組んでいる子供は先生がイライラして当たったとしても、ご機嫌伺いなどしてくれませんし、逆に大人の機嫌が悪い時はどちらかといえばもっと機嫌が悪くなる

 

自分の感情も引き受けてくれないし、逆に自分よりも身分が下のくせに自分を振り回そうとしてくる様に見えてしまう

 

子供達を自分の支配下に置けない関係は、即座に大人を支配下に置く子供達と認識される

 

勝ち負け損得の価値観はどちらかが上ならどちらかが下と認識するので、子供達を自分の支配下に置けない関係は即座に大人を支配下に置く子供達と認識する

 

そして、大人を馬鹿にしたとの認識になり、やられたのなら相手を攻撃しても構わないという解釈になる

 

馬鹿にされたように感じて、立場を利用した上からの目線での攻撃が平然と行われる事になるのかもしれない

 

いわゆるパワハラ

 

お金も労力も使っている大人に従うのは当然だし、自分の思いを汲み取るのは当然と思っている大人の身勝手な思いが冒頭の「ちゃんとしない子はうちの子じゃない!」に込められているんです

怖い言葉です

 

子供が偉いとも言いたくないけれど、手放しで良い子と言いたくない見ていて気持ち悪い親子関係なんです

 

そんな子ばかりを気に入って育てようとする先生もまた気持ち悪いなと思います

 

小さい頃に自分の意思でコンスタントに良い子なんてなかなかいないです

 

大人の前でとても良い子で反抗期も無い子には、反抗すると見捨てられるという反抗出来ない理由がキチンとあるのです

 

子供を親が支えているのか、親を子供が支えているのかは、ぱっと見わかりませんが、羨ましいなと思う前に、少し観察してみると良いかもしれないです