心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

自由に責任は付いてくるはず

f:id:pilatesno-1:20210211101447j:plain我が子達、1年生になると一人で飛行機か電車に乗せています

 

字が読めて人に聞くことが出来れば、出来る事だと思うので、やりたい事と抱き合わせてやらせています

 

今回は末っ子1年生をウインターキャンプの大きな荷物を持っての帰宅に挑戦させてみました

   

乗換がないし指定席なので何とか行けるかなあと思いまして…

 

家ではへなちょこな末っ子ですが、特別な事などしていないと言わんばかりの雰囲気で改札に向かって歩いて来ました

 

なぜだか駅員さん2人に手前で止められてましたけど…

 

小さい子が大きなキャリーバッグをガラガラと引きながら悠然と歩いてるのですから、どこに行くのか?大丈夫なのか?と声をかけてくれる大人は多かったと思います

 

その歩く姿に「こいつやるなぁ!」と思いました

 

でも、多分中身は相当緊張していたはずなんです

 

疲れていたはずなのに電車では寝ず、お菓子を買っていいと言って渡したお金も使わず(使えず)帰ってきました

 

第一声「お菓子を買ってもいいと言っていたお金使えなかった〜お腹空いた〜」と言っていましたので、ほっとしたのだと思いますが、特別な事などしていない感じの強がる我が子にお付き合いして、普段のお買い物のようにお菓子を買いに行きました

 

実際はキャンプの出発当日まで「電車に乗る練習しておけば良かった」と後悔していましたし、お菓子を選ぶ心の余裕なんて無かったはずです

 

頑張ったなあと思います

 

我が子達は、比較的やりたい事をやる自由を与えられていると思います

 

でも、それにはそれなりの責任を背負っているのです

 

遠くのキャンプでも行きたいと言えばオッケーは出るけれど、自分で帰ってくるという責任を負います

 

用意だって手伝いはするもののほとんど自分でやります

 

今回は初めての宿泊用意

 

一日中私もお付き合いしましたからお互いにしんどかった…

 

忘れ物をしたら自分の責任だし「ママが悪い!」なんて言ったら、あっという間にキャンプに行く自由はなくなるのです

 

子供達はどう思っているか?と聞いてみたところ長子たちは「ママがべったりついてきたらおかしくなりそうだ」「ちょっと大変だけど、自由がいい」との事でした

 

そう、自由は大変なのです

 

そんな我が子達ですが、お友達に時々「自由でいいね」と言われるそうです

 

そんな言葉に「ムカつく」と…

 

そんな事を言う周りの子達は、物凄く過保護だそうです

 

自由が大変だと知らない人に軽く権利だけを主張しているかの様に言われるのは腹立たしいといいます

 

忘れ物も全て親のせいにしている様なその子に、自由など無いのは当然だろうと言っています

 

そうなんでしょうね

 

やりたい事をして、失敗や嫌な事を全て人のせいにしたとしても失敗をするのは自分です

 

失敗したくないなら、事前に調べなきゃ!シュミレーションしてみなきゃ!って自分で思ってやるのです

 

それで失敗したら、自分のシュミレーションが悪かったという結論でその経験を次回に活かすしかないんです

 

自分に裁量がある事は、選択肢が山ほどある事を意味します

 

人間、選択肢が多いと物事を決められなくなるらしいですから、選択肢が多い我家は何かを決める事の大変さも知っているし、小さい時から失敗するかもしれない未来も考えて行動しなければならないと肌で感じているのかもしれません

 

何も考えず、子供が失敗しないようにと全てを用意をする親の言う事を聞き、用意された道しか歩けない人達を見て可哀想だなんて思えないし、そういう人達の無責任な発言に、イラッと来るのはまあ仕方がない事なのかもしれません

 

なんて、子供のムカつく原因を一緒に紐解いて、子供達と自分の心に決着をつけてみました

 

子供の可能性には毎度圧倒させられます

 

無限の可能性とパワーを子供達は誰でも持っていると思うので、どんどんそのパワーを使えるように、ある程度の責任と危険を抱き合わせ、自由を手に入れる姿を見守って行けたらいいなと思います

 

私も出来た人間じゃないので、忍耐力ないなと思う毎日ですが、それも勉強かなと思います