心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

子供に伝えない方がいい事ってあるのかな?

 

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親に何かあった時や病気になった時に「可愛そうだから子供には伝えない方がいい」と言う人っている

私は反対だ

 

私だけではないと思うが、子供の感は鋭い

 

親が隠していたって、親が大好きな子供は毎日親ばかり見ているのだから、小さな変化にも気がつくだろう

 

親の悲しい顔を見て、「何があったのかな?」と思わない子供の方が少ないと思う

 

そんな当たり前の想像が、大人には出来ないのかな?と思ってしまう

   

何があったのか知りたくても、親が隠している限り子供は聞く事が出来ない

 

子供は多分これだろうと分かっていても、せっかく隠している親の思いを尊重してるのだ

 

それって、子供が大人の面倒を見ていることにならない?

 

 

そして、その事柄が大きければ大きいほど、子供は誰かに聞きたいし相談したい

 

なのに、誰にも相談出来ないし、親にだって聞く事も話すことも出来ない

 

子供の想像力で出来るいらぬ想像も山ほどするだろう

 

その分からない不安を抱えさせて、親は「子供が可愛そう」と子供に優しいフリをしながら、自分の不安を子供に説明する事が出来ない自分を隠す

 

そして、「親は子供よりちゃんとしているものだ!」というプライドが捨てられない

 

もし、親がその不安を子供の前で口にできたとしたら、きっとそこにいる皆で「不安だけど、頑張ろう!」って前向きになれる日が来るだろう

 

挫けそうになっても頑張る親の背中を見ながら、子供達も頑張って自立しようと思うだろう

 

でも、親の不安が何かを子供が知らなければ、「頑張ろう」って手を取り合う事さえ出来ない

 

子供は親に信頼されていないと、自分の未熟さに自己評価を低くする

 

どうにもならないやるせなさを抱えて、自分の無力さや存在感の無さに嘆く

 

だから、私は子供に大事なことは伝えるようにしている

 

大きなことなら尚更、キチンと話す

そしてまわりの人にも伝え、周囲の協力を仰ぐ

 

それが、子供を一人の人間とみて尊重するという事なのかななんて思う

 

周りにも相談出来る環境さえ作っておけば、子供は子供なりの解釈をして、周りに助けを求めながら成長していけると思っている

 

何かを隠す事が、どれほど相手を傷つけるかを大人は忘れてしまう

 

どれほどの善意が自分の周りにあるかも、分からないのに、プライドが邪魔をしてその善意にもたどり着けない

 

一人の人間として子供も見てほしい

 

小さくても、何でも分かる子もいるのだから、事実を知れば子供さえも支えてくれる素敵な存在である事を知って欲しい

 

一人で悩むのは、全然カッコよく無い事なのだという事を知ると、なんだって乗り越えられるのかもしれない