もがいてるってホント?
自分がもがいていると思って周りのものに手当たり次第手を出しながらジタバタしていた時は、それはそれは大変でした
誰かに助けを求めたり、違うことをやってみたり、別の角度から考えてみようと思ったり、他の人を見て参考にしようと思ったり…
でも、その時をふと今思い返すと、その頃は全ての事から逃げていたのです
目の前の出来ることも片付けず、とにかく逃げることに必死だったのかもしれません
あれもダメならこれもダメ
「だったら、私はどうすればいいんだ~!」なんて思いながら、次の逃げ場を探していたのです
逃げ場が無くなって「八方塞がりだ!」と目の前の出来ることもせず、動きを止めて塞ぎ混んでいたのです
これ、完全に自分ではもがいているって思っていたと思うんです
「もがいている」なんて、ちょっと頑張っていそうでカッコいいけど、本当にもがいている人は実はとっても少ないんじゃないかと今思えば…
動けなくなった時、逃げたくなった時は立ち止まって、今、目の前にある出来ることだけに取り組んでみるのが得策だと思います
目の前にある出来る事にも手をつけず、他のことに手を出すのは、新しい事にチャレンジしているようで実は逃げているのと同じです
自分の目の前の事も出来ないのに、他に逃げたところで、言い訳位は出来るかもしれませんが、そこもきっと都合が悪くなったら逃げるでしょう
元の場所に戻ってもそこにずっといる人には敵わないからまた逃げる
次々と逃げて移動したところで、ただ移動したことだけが残り、何も物にならないのです
「もがいている」のは、足元を固めて、なお、新しいチャレンジを続けること
きっと本人は「もがいている」なんて言わない時こそがもがいているのかも
その先には、きっと前に進めるヒントがあって、それを手繰り寄せるためには自分の周囲の事をやり尽くしていないといけないのだと思います
逃げる事ともがくことは全く違うんだと思います
逃げている人の言い訳にしか出てこない「もがいている」というフレーズ
自己愛性人格障害者にはぴったりのある意味素敵な言葉なのかもしれません
ふと、自分も使っちゃいそうなので気を付けよう!