心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

思春期で何を学ぶ

f:id:pilatesno-1:20210219005913j:plain

思春期はちょっぴり他の時期と違うのかもなと思う

 

体の成長と心の成長のスピードがちぐはぐなこの時期は理想と現実のどちらも受入れにくい

   

高い理想を持つ事はとっても素敵な事だけど、自分の持つ理想が高過ぎる事も理解し辛い

 

心が成長しないと、自分にとって何が一番かがなかなか見つけにくいのかも

 

自分が無かったり、心が大切じゃなかったり、体が大切じゃなかったり、健康が幸せじゃなかったりしてしまうのかもしれない

 

特に完璧主義だと、理想を突き詰めて自分が大切にできなくなってしまうのかもしれません

 

何かが出来ると信じてる事も、可能性が無限にあると知ることも素敵な事だけど、それは自分の体や心とのバランスが取れてこそだという事がこの時期は特に理解出来ないのかもしれないな

 

なんて思いました

 

痩せる事を目的に拒食症になったり、イメージを守るために自殺してしまったりすることは、自分の健康の上に目的がある事を忘れてしまっている

 

どんなに痩せても健康じゃなきゃ可愛くないし、イメージが崩れても生きている事が幸せだと気が付かないなんて寂しいけれど、そんなバランスが、人間が成長しないと取れないのかも

 

そんな時期が思春期

 

そして、その時期にちゃんと成長出来ないと、大人になっても同じ様な考え方でちょっぴり違った方向を目指してしまったり、子供が出来てもその子にちぐはぐを強制してしまったりするのかもしれないです

 

人間が動物である事が根本なので、そこを否定して人形の様な容姿を目指したり、生活感0のイメージを幸せだと思う事で心が壊れてしまうのは当然のこと

 

可愛くて美しいあなたを人が愛しているのではなく、そこにいるだけのあなたを愛している事を誰もが実感出来る社会なら、きっと皆幸せなんだと思います

 

容姿の素敵な人達はもしかしたらそれになかなか気がつけない可哀相な人達かもしれません

 

容姿に自信のない人達は幸せに近い人達かもしれないです

 

思春期の容姿やイメージが気になる時期は、そんな事を学ぶ時期かもね

 

なんて、痩せすぎの可愛さを求める子供達を見て思います