心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

自己愛性人格障害は年を重ねると酷くなる

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自己愛性人格障害的な人でも、若いうちはそれほど周りに迷惑を掛けない人もいる

 

 

自己愛がない人なんていないし、障害は周囲や本人の困った感の問題

   

小さい頃からの負けず嫌いは上手く作用する場合もある

 

人一倍勉強を頑張れば、成績がよかったりするし、見栄えを気にすればカッコいい

運動だって、努力すれば出来るだろう

 

体力もあるし、自己愛の強い人はパワーもある

 

いい会社に入って幸せな家族を作って周りに自慢してやる!って思えば、それを成し遂げる人は沢山いる

 

若い頃は節目節目で目標や目的もあるし、仕事が出来れば多少人間関係がイマイチでも何とかなるものだ

 

自己愛性人格障害者の社長は多いから、社長になってしまえば仕事での評価があって、それで劣等感を隠して生きていく事が出来る人達はいるのだと思う

 

仕事漬けなら尚更いい

 

でも、中高年になると若い頃の様な競争も目的は無くなる

 

周囲だってずっと戦っている訳じゃない

 

仕事が楽しいか?

 

家族といて幸せか?

 

日常が充実しているか?

 

なんて、家族の形がキチンとしていて、いい会社に入ったなら、中身なんてどうでもいい自己愛性人格障害者にとっては、訳のわからない物を周囲が求める時期が来る

 

定年になれば、仕事がなくなり一気に自分の評価される場所が無くなる

 

出身高校や大学で評価されることも無いし、いい会社を退職した人を褒めてくれる人なんていない

 

新しい事にチャレンジ出来る自己肯定感も無いし、体力も衰えるし見た目も老ける

 

自分のイメージしているカッコいいおじさんやおばさんとはかけ離れてしまうと、劣等感やコンプレックスが露呈する

 

その頃になれば自己愛性人格障害的な人が、イライラを募らせても、当たる相手は家族だけ

 

定年と同時に離婚する人が増える一つの要因かもしれない

 

そして、年齢とともに動けないのに頭の中の理想は知識もついて高くなる

 

理想と現実の差が広がるほど、自己愛性人格障害的な考えや行動は増えていき、周囲は困惑するのかもしれない

 

もちろん、困惑はそんな甘い言葉じゃ済まない

昔だったら家族が我慢して死ぬまで面倒を見たかもしれないけれど、今は離婚も出来る

 

単身なら、近所への迷惑行為をする人も出てくるのかもしれないなと思う

 

でも、多分自己愛性人格障害者と上手に付き合う方法ってあるんだと思うし、これ程増えてしまった自己愛性人格障害者と上手くやらないと被害者か加害者かのそれこそ自己愛性人格障害的な社会しか存在しなくなっちゃう

 

自己愛性人格障害的な人をなるべく無害化して、そっと距離を取りながら良いところだけを見ながら生きていく事って出来ないのだろうか?

 

ほんと、難しい

 

年齢の変化と共に、自己愛性人格障害者に対する悩みも変化するんだなあと思うと、これからも問題は尽きないなと感じます