心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

自己愛性人格障害者と結婚とか付き合うとか…


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我が家の夫も今はかなり自己愛性人格障害者的なんだけど、本人の中で上手く回っている時はそれほど分からなかった

 

今は私自身を改善しながらなるべく夫と対等な関係を保てる様に日々考えを巡らせている

 

いやー、成長させて貰ってます

 

今考えてみれば結婚する前から兆候はありました

   

実家に行ったら、両親は田舎で地域一番の高校を卒業した我が子の自慢、お友達の自慢

 

はっきり言って、関東の人間にとって田舎で一番の高校の価値なんて分からない

上を見たらキリないし、下を見てもキリがない

そもそも、高校なんて人生の通過点、ブランドにもステータスにもならない

その頃は私も寛容じゃないので、なんなんだろう?と思ってました

 

結婚式のスピーチでも親が就職先がいいとかボーナスの自慢

 

そこで競う人はいないけど周囲が自分の子よりスペックが上の人ばかりだったとしたら、恥ずかしくない?って聞いてみたかった

 

人と話している時、言葉の語尾を被せてくる話し方は、同意してくれているのかと思っていたけれど、そうでも無さそうでなんだかずっと違和感があった

 

会話の中の「~だと思わない?」とか「~だと思う」の部分を一緒に言うのに、内容を分かってない

 

疑問文の語尾を一緒に言うもんだから、聞いているのに回答が来ない

 

「止めて欲しい」と何度か言ったけど、本人に言っている意思が無い

 

あれ、人の意見を自分の意見にしちゃう技だったんだって今は思う

 

お金の使い方も、なんだか見た目重視やブランドが好き

 

洋服の趣味もちぐはぐ

自分の好きな服じゃなくて、いい服か?高いか?なんて所を重視する

 

結婚してから思うことは、とにかく謝れない

 

子供に手をあげる

 

注意したら、隠れてやるようになるし…

 

なんてところでしょうか?

 

でも、そんなにぴったり合う人はいないので、ずっと許せる程度だったかなあ

 

表情が豊かじゃないので、分かりにくくてちょっぴり怒っているのかな?って時も多いから、気を回して何でもやってあげちゃっていた事が長年続いたら、「やって貰って当然!」「用意する人」「ジャッジする係り」みたいな関係になっていってしまった

 

これが多分良くなかった

 

元々の見た目や他者評価重視の育ってきた環境と、表向きを整えてくれる奥さんがいて、カッコつけられる幅が増えちゃったのかも

 

カッコつけられる場所が増えるって、自己愛性人格障害的な人達にとって、バカに出来る人が増えるって事

 

本当は違うと思うんだけど、他者評価って「比較」のたまものなので、自分がカッコ良くなればなるほど他人はカッコ悪くなる

 

年齢が上がると体力も無くなって子供達の知恵もついてきて上からものを言う事もだんだん出来なくなってきた

 

劣等感を持つことも多くなって、気がつけば自己愛性人格障害者的な感覚が増してきてしまったのかも

 

最近は私がフラットな関係を模索して試行錯誤の日々だけど、夫自身が考えることはないので行ったり来たりの繰り返しです

 

まあ、完全に夫が変わることはもう天地がひっくり返っても無いだろうけど、家族の本当の価値だけでも気がついて貰えたらいいなって思ってるんです

 

難しいですけど…

 

ところで、自己愛性人格障害者的な…位なら猫の被り方も中途半端なので、結婚する前に違和感を感じる事も出来るけど、自己愛性人格障害者の場合はもっと分からない

 

なぜなら、見た目重視!!が完璧だから

 

カッコいい見た目、スタイル抜群のきれいな身なり、何でも出来るし優しい性格、もう非の打ち所がない

 

ロマンティックな告白やデートと誰にでも自慢できそうなハイスペック、「素敵!」と思って結婚してしまうなんて事はある

 

結婚してみたら、DVだ!パワハラだ!ストーカーだ!束縛だ!とか相手をバカにして貶したりしちゃうのに、素敵な結婚生活をアピール

 

こんなはずじゃなかった!って思うかも

 

でも、完璧な見た目や自慢できる素敵なデートっていう所が欲しくて付き合って結婚したとしたら、それって物凄く合理的

 

見た目だけの落とし穴ってとっても怖い

 

本当に見た目だけで良かったの?

 

本当に年収だけ良ければ良かったの?

 

本当にいい会社に勤めている人ならいいの?

 

ってのの答えが、結婚後に返ってくるのかも

 

こんなはずじゃなかった!って、そもそもそんなところ重視して無かったくせにって思うんですが…厳しい!!

 

自慢出来るだけの彼がいいなら、とことん見た目だけの幸せを追及してみちゃえばいいんじゃない?

 

全部SNSにあげておけばカメラが回っている間だけは幸せかもしれないしね

 

皆で一緒になって周囲をバカにしてるような家族もいるから、そんなのも家族完結型でいいのかも

 

完璧だから性格もいいはず!幸せにしてくれるはず!なんて相手に期待し過ぎてるって思います

 

人間都合良く出来ているので、相手は自分の期待通りに動くものだと信じて疑わない

 

そんな訳無いのにね

 

勝手に理想通りの相手を想像して、理想通りじゃないと騒ぎ立てて別れたり別れられなかったり…

 

そりゃ、人生で学ばないといけないのかもしれません

 

ちなみに、私は今になってあの違和感の理由を噛み締めながら、この自己愛性人格障害者的思考と共存出来ないか模索中です

 

若い頃は同じ価値観の人を理想としてきましたが、まあまあ繊細で神経質なので、同じ価値観の人だと繊細過ぎて、ビリビリしちゃうんだと思います

 

私自身とっても気持ちが不安定でした

 

あまり深く考えていない夫に会って、自分に優しくいれたのです

 

自分自身を好きでいられることの楽さに初めて気がついた瞬間でした

 

だから、私に対して上から目線でマウンティングしてくる時もあるんですが、最終的には放っておけるんです

 

自己愛性人格障害者的なんですが、それで気の毒なのは、多分私ではないのです

 

夫に競争心が芽生えれば上手く成長し合えるし、嫉妬心が芽生えたら無視すればいいのかも

 

過度な期待をせずになんとなく共存…なんです

 

自己愛性人格障害的なんて嫌だけど、なんとなく染まって生きていくのも共存の方法だし、嫌なところは我関せずでバカにされようが下に見られようが「あなたの意見で私の価値が変わることはありません、私の評価は高いです!」と思い続けてしまうのも共存の方法なんだと思います

 

コントロールしたいなら、多分コントロールはしやすい人達なんだと思うので、立場を保ってプライドを崩さずコントロールする手もあるのかもしれません

 

自己愛性人格障害的な考え方なんて人間誰でも持っています

 

今は世の中が全体的にそちら側に片寄っているのでしんどいですが、自分の中のバランスを上手にとることが、周囲のバランスを上手に保つことに繋がって、せめて自分の周囲だけでも片寄らない環境を作っていければいいのかもしれません

 

結婚…成長…バランス…

 

一生の課題です