心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

チームを導くコーチの責任…弱小チームと強豪チーム

f:id:pilatesno-1:20210228225228j:plain スポーツ少年団やクラブや部活が沢山ある中で、弱小チームと強豪チームがある

強豪チームには名前があるだけで優秀な子供達が入ってくるし、いいコーチが来るから当たり前じゃん!って思っているかもしれないが、強豪チームには強豪チームたる理由がある

もちろん、弱小チームにもその理由はある

私が思うのは、子供達を率いるコーチの質だ

全てコーチや先生に掛かっている これは、学校の先生にも言えると思っている

コーチや先生が良ければ、子供達はどんどん変わっていく

子供達の可能性は無限なのだから

もし今自分が弱小チームを率いていたとしたら、それは完全にコーチ自身の責任だし、それを理解しないでそこに入れている親の責任は大きい

勝てない子供を作るのはある程度大人達なのである

そもそも弱小チームの子供達の運動能力は他のチームに比べて劣るだろう

基礎的な運動が出来ないのに競技が出来る子は確かにいるのだが、小手先の技術に先は無い

となったら、競技ではなくまず基礎的な運動能力を高めるべきだと考える事は素人でも気がつくかもしれない

走れない子に「早く走れ!」と言うだけなら、コーチじゃなくて、その辺のおばちゃんでもいいと思う

運動能力の低い子の運動能力の向上に重きを置かず、技術が無いと嘆いたりカツを入れたりするのは大人として情けない

ましてや「子供が出来ないせいだ」と子供を怒鳴ったりするのは、自分の能力の無さを子供のせいにするパワハラだと思う

もはやコーチではない

強豪チームだからといって辛く苦しい練習をしているチームばかりではないし、楽しくやっても強豪チームは実際沢山あるだろう

けっして、楽しくやったら弱くなる訳でもない

「運動は苦手だし出来ないけど、好きで楽しく出来れば良いのよ」

なんて声が保護者からもコーチからも聞こえそうな集団に子供を預けても、出来ない事を認めてあげる傷の舐め合い集団に居るに過ぎない

確かに、運動の苦手な子が集まって強豪チームになるのは無理だろう

でも、練習方法を改善したり、意識を変えたりして、子供達が自分達を信じる事は出来る

練習する意味を知って自分で向上する意志を持てば、いつか勝てる日も来るだろう

チームワークで力を出す方法だってあるだろう

中学生位まではチームの一体感を作ったり気持ちを上げて行くのは、子供達ではなくチームを率いている大人の役目だ

子供達の質が悪いと嘆く前に、コーチや先生の気づきをもっと大切にして欲しい

コーチの技術がなくても、それを助ける保護者などの意見が勉強として生かされるような構造をチームに作れば、そのチームは向上していくのかもしれない

ただ、今は保護者も自分の子ばかりで意見を聞くとめちゃくちゃになる場合も多い

結局、コーチや先生の手腕でチームが決まるのは変わらないのかもしれない

とはいえ、子供達のやる気を維持するのは難しい

子供達や人を虜にする様な技術を身に着けないと、聞いてももらえないのだから

私も頑張らないといけないのかもな