心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

通いの通信高校を考えます

f:id:pilatesno-1:20210211101742j:plain一度書いたのですが、分かる範囲で詳しく書き直そうと思います

通信高校は学校にはあまり通わないで課題を出したりスクリーニングに年に何回か行ったりして単位を取る高校と、高校とセットになった塾みたいなのがあって週に何回か通いながら課題やテストを受けて単位をとって卒業していく高校があります

今回はこの中で学校に通う日が比較的多い通信高校をピックアップします



不登校になって、周りとは上手くいかないし外出さえままならないけど高校は卒業したいとか高校は卒業させたいという、どちらかというと消去法で通信高校を選ぶ場合は、通う日数が一年で10日前後である通信高校のみ又は通いの学校が付いているけれどあまり通わず最低限の日数でスクリーニングに参加する様な形で単位を取って卒業を目指す高校を選びます

それに対して、通いの通信高校は週に2回以上学校に通いながら課題をやったりテストをやったり授業に出たりして単位を取得していきます

大学生とあまり変わらない様な高校もあります


週に2回以上通う学校の中には、個別塾がやっている様なとにかく勉強が追いつく事が最優先の学校や、通学回数を選べたり出たい授業を選べたりする学校や、単位制という通信高校の制度を使いながら通常の高校と変わらない様な授業をする学校もあります

どの通信高校も単位が取れなければ3年で卒業出来るかは分かりませんし、学校によって就職や進学に強いとか、不登校だった子が通い易い様なカリキュラムが組まれていたりカウンセラーが常駐していたりとまちまちで、かなり特色があります


その中でも単位制という制度を使いながら通常の高校と変わらない授業をする様な通信高校は、一学年に一クラスかもしれませんが、クラスもあります

クラスカラーも学年に寄って違いますし、人数が少ないのでかなり自分達の思うクラスが出来るのが特徴だなと思います


そもそも、なんで学校に通えるのに通信なの?って理由ですが、通える日数が多い学校には、真面目な子が多いです

そして、繊細で大人びた子が多いのが特徴です

皆とは違う道を選んでいる事は自分の意志があって、自立しているイメージです

全日制の高校には通わない意志がありますので、周りとは合わない子達も多いです

では、周りとは合わない理由は何だろう?と考えますが、私が感じるのは、日本の教育に合わない子達なのかなと

周りと一緒、目立つといじめられる日本の義務教育に疲れた子達なイメージです


中学校生活が周りと合わなくて厳しいなって思っていて、自立出来そうなら通いの通信高校はオススメします


ただ、何でもそうですが、資料を集めて親を説得して自分で稼いだお金でも行きたい位じゃないと…皆と違う事をやる資格は無いと私は思っています


高校を卒業しておいた方がいいんじゃない?って理由で通信高校に行ってしまうと、通いだろうが最低限のスクリーニングだろうが卒業出来ないかもしれません



幸い、通信高校ならバイトも出来て自分のお小遣いや学費も十分に稼げる時間があるはずです


やりたい事をやるための時間とお金を自分で作って、目標を持って高校を選ぶといいと思います


3月は悩む時期です

勉強が出来ても、学校にいけないなら全日制の高校を受けても結局行けないのです

行けない事実を受け入れて、足が向かない理由が分からないと前には進めないのです


義務教育が終わっているのですから、学校に行くなら自分の未来が繋がりそうな学校を探してみてください


本当に学校に行きたいのか?

その高校に行って何がしたいのか?

高校を出て働きたいのか?大学に行きたいのか?

何か資格を取りたいのか?

何が必要なのか?

4月から働く選択肢も含めて、周りと同じではなく、自分を考えてほしいなと思います


通信高校だって使いようです

素敵に羽ばたく人もいるし、くすぶる人もいます

行かなくても良い高校で、やりたくない勉強をしなくても、合わない友達に無理矢理合わせて神経を擦り減らさなくてもいいと思います


未来に繋がる学校なら、自分のために行かなくてはならないのです

何となく行く高校と違って、行けなくなる理由の無い学校を撰んで欲しいと思います

お友達が嫌でも、先生がつまらなくても行かなきゃ未来に繋がらないなら通えると思うんです


学校生活をメインにしないでいい学校が通信高校だと思うので、皆と一緒に高校生活をしてみたいけど今不登校だから通信高校を選ぶとかは、なかなか難しいのかもしれません


通信高校は全日制の高校に行けなかった子の受け皿としてあるものではありません

親も子供も中学卒業後の選択肢の一つとして考えてみて下さい