心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

自立させられて可哀想??(通信高校の一齣)

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「えー、親に学費出してもらえないの?」

「えー、雨なのに車でお迎えに来てもらえないの?」

「私、全部やってもらってる」

「あなた達、可哀想ね」

 

なんて

 

通信高校での会話だ

   

通信高校って、自由度が物凄く高い

 

①ただ、高卒の資格だけを取りたい子

 

②ただ、高卒の資格だけを取らせたい親のために行く子

 

③日本の高校に馴染めないけどやりたいことがある子

 

だいたいこの3つに別れるんじゃないかと思うんです

 

しかも、①②は高校に行く意味が有るか無いか分からないかも

 

でも、①③は自分の意思がある

 

そして中学卒業時に③の選択を取れる子はその時点ですでに自立してる子が多いと感じます

 

そして必ず親の全日制に行ってほしいという反対を押しきって行っている

 

なので、「そんなに通信に行きたいなら学費は自分で稼ぎなさい!」なんて言われて来ている子

 

バイトする時間も沢山あるはずだからと親は思う

 

別にお金に不自由なわけではない

 

どちらかといえば、そんなおうちは裕福な家庭が多いかもしれない

 

それに対して、①②はとりあえず高校位は卒業してほしいという親の思いの元に通信教育に通う

 

世間体など他人の評価が気になる家庭だったり、自立が出来ない半分家から出られないような過保護な子も多い

 

なので、両極端な子供達の中で冒頭のような会話が聞こえて来るのだ

 

どっちが可哀想なんだろう?

と、私は思う

 

社会経験やお金の価値を早くから知ることを経験させてくれる親の方がどんなに子供に優しいか

 

途中で上手く行かなかったらアドバイスもくれるだろう

 

アルバイトでどんな会社を選べばいいかも分かるし、客商売なら接客だって学べる

 

お金をもらえれば、自分の価値を家族以外の他人に評価してもらえる事を知る

 

今は新しい選択肢が沢山ある

 

上手に使えば未来に繋がるし、下手に使えばお金の無駄になる

 

周りとは違う経験として、自分の価値を高めないとこれからの未来は生き残れない

 

人間は皆同じ時間を生きている

 

でも同じ経験をする人は一人もいないのだ

 

今ある経験が何に活かせるかなんて分からないけど、どんな経験もいつか経験して良かったと思えればいいなと思う

 

可哀想な経験なんてきっと無い

 

いじめられた経験だって必ず活かされると信じている