私は経験にお金を掛ける事が好きだ
あまり物欲は無い
そして、物にお金を掛ける人が小さい時からあまり好きではなかった
でも、世の中は物にお金を掛ける事が好きな人は多い
ブランド物を買ったりするのはまさにそれだ
では、なぜブランド物をこぞって買う人がそれほど好きではないのかと考えてみた
ブランド物は持っているか持っていないかは見てすぐに分かる
誰かと比べる事が出来るのだ
だから、ブランド物を買う人達は互いに比較しがちだ
買った物はどれも必ず劣化していき、買った時点がワクワクの絶頂期
その後はどんどんとウキウキ感も落ちていく
方や、経験は…
旅行に行った経験やそこでの感想は人によって全く違う
同じ場所に同じスケジュールで行ったとしても、その捉え方はまちまちだ
帰って来た後も語り合い、旅先での人との繋がりもあるかもしれない
何年も経っても、同じ場所に行った経験を突然語り合い盛り上がる事も出来る
経験は、自分の中にどんどんとたまり、劣化することは無い
そして、何より旅行の経験を比べる人はそれほど多くない
どこに行ったかを競う人もたまにはいるが、かなりの確率で無視出来る
経験は、蓄積されて、かつ、その後に生かす事が出来るのだ
私は、人との比較をしない事が、幸せになる近道だと思っている
だから、経験を沢山する人たちの方が幸せには近いかもしれない
前の記事で、保守的な人達は遊びや文化的な事にお金を掛けないと結論付けたけれど、もしそうなら保守的な地域では、幸せを感じて生きている人は少ないのかもしれない
保守的な地域ではいじめも多いと感じるのはそのためかもしれない
経験豊富で心が豊かな人がうらやましいなら、経験にお金を掛ければいいのに…なんて思う
頑なに教育や物にお金を掛けて、それでも満たされない気持ちを経験にお金を掛ける人達にぶつけているのかもしれない
経験にお金を掛ける人の幸福度が物にお金を掛ける人のそれよりは高いっていう研究結果があることにも驚きだけど、それを小さい頃から肌で感じて、人とのコミュニケーションをとっていた自分にもびっくりした
だから、遊びにお金を掛けているおうちの人が好きなのねって思えた
