人に感謝!なんて、なかなか出来ないかも
死ぬほど辛い時期を耐え抜くと、辛い時期を乗り越えて行く人の気持ちが痛いほど分かるようになる
これは本当に不思議だ
辛いしんどいって思っているはじめの頃は「なんで私だけこんな思いをしなければならないのか?」とか「私ばっかり辛い」とか、自分だけが特別に辛い事ばかりで、他人は素敵に生きているようにしか見えない
でも、普通の人ではありえない様な状況から這い上がれた瞬間に、自分だけが辛いなんて物凄い傲慢だった事に気が付く
そして、その辛い状況を一緒に歩んでくれた同士や、見守ってくれた知人や、這い上がれた瞬間に立ち合ってくれた人や、そのキッカケを作ってくれた人なんかはもちろん、その悲惨な状況に陥れた人や出来事にさえ感謝出来る
辛い経験が無い人が素敵なのではなく、辛い経験を持っている人こそが輝けると知る
何もないのに人に感謝出来る人間になる事なんて出来ないのかもしれない
全ての物を手放してみないと、そこに物がある事さえ気が付かないのかもしれない
人間って結構出来損ないかも!?
はじめからそんな事がインプットされている人なんていないのだ
よく子供達に「人に感謝しなさい!」なんて言ってしまうけど、これって意味が無いかもしれない
いつか、子供達も含めて近くの誰かが全てを失って気が付く日が来たら、そこを見守ろうと心に決めればいいのかも
なんて、イチローの会見を見てて思った
野球にはあまり興味が無いけど、あの人の今までの人生とこれからの活躍に興味が湧いた
世界的な人でなければ出来ない事がきっと沢山あるはずだ
これから、マグロの様に世界を泳ぎ回るのかもしれない