心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

小学校で「完璧を捨てる」ってプリントが来たけど

小学校から、「自己肯定感を育てよう…完璧を捨てる」って、挿し絵のついたプリントが配られた

 

「〜すべき」を「出来るだけ〜したい」に変えようって内容

 

子供がわかりやすいようにという感じの挿し絵だが、親も子供も読まなそう

 

誰の心にも届きそうにない、凄い抽象的なプリントだった

 

第一歩か?

 

私だったらどうするかな?

 

まずは親子じゃないかもしれない

 

教育に携わる人への周知をすると思う

教育者が隣との比較をし評価する限り、親子の価値観をなんとかするのは難しいかもしれない

 

だって、自己肯定感をあげる教育を、自己愛性人格障害者のような損得勝負が基準の人は効率的な教育だと思ってはいない

 

それがいいって確信は多分持てないと思う

 

実際、誰かに勝ったら嬉しいし、1位なら優越感に浸れる

 

劣等感の固まりの人にとって、優越感は最高のご褒美でご褒美が無くなったら生きていけないのだ

 

そういう人に「完璧を捨てる」なんてプリントは、多分意味をなさない

 

完璧こそ優越感を得るための手段だろう

 

全く出来ないところから真ん中以上まで物凄い努力をした子より、完璧に出来た子を大人も先生も褒めるでしょ!

 

初めから出来る子を評価するでしょう!

 

物凄い努力をして真ん中なら、初めから出来た子たちや親は貶すかもしれない

 

「うちの子は凄い!あの子は鈍くさいわね」なんて裏で平気で言う

 

教育やお祖父ちゃんお祖母ちゃん、なんなら社会の評価を変えないと、親子だけが変わる事なんて望んでも難しい

 

評価する人がその評価の仕方なのに、子育てだけ変えるなんて出来ない

 

それが証拠に、両親がライバルに勝ったら喜ぶから子供も勝ちたいと思うんで、親がこの前より良かったねって言えば子供はライバルに勝とうが負けようが、頑張った自分を評価するのだ

 

何だかそこじゃないよなって思ったプリントだった