物凄くつまらないけど面白い人
先日、つまらないのに面白い人に会った
小一時間話をしたのだが、とにかく話がつまらない人だった
高校の時の数学教科書を1時間棒読みしている先生のようだった
本当に色々な話をしたし、内容にも興味のある事が多かった
子供と二人で話を聞いていたのだが、帰りに子供に印象を聞いたら、やはり「とにかくつまらなかった」「話が早く終わってくれないかと思った」と…
でも、本当に面白い人だった
子供も「あの人にまた会いたい」と言った
何だろう?
興味の湧く人だった
繊細とは程遠い、マッタリとした時間がその人の中で流れているのが分かる
安心出来る空気感を持ち、独特の切り口につまらない語り口、どこが笑えるのか分からないのに笑っている
これが一人の人の中に存在するのか分からなくなるほどやっている事と空気感が違う
人畜無害なこたつでみかんを食べていそうな雰囲気の人が生き物を全力で助けているようなそんな人だった
この印象が共存する事に頭の中がパニックを起こした様な状態に、自分にもその人にも物凄く興味が湧いた
結局、物凄くつまらないけど面白い人だと結論づけても、何だかよくわからない人に、完敗してしまった自分がちっぽけに見えた
世の中びっくりする人もいるもんだ
もっと色んな人に会いたいなと思う経験に感謝しよっと