心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

想像が難しい人達ー自閉症スペクトラム

f:id:pilatesno-1:20210212083512j:plain自閉症スペクトラム傾向の想像するフィルターを持っていない人達に何人か出会っている

 

具体的に、想像が出来ないとどうなるか?

 

まず、そういう人は現実はガッツリ見える

というよりは、現実は端から端までをビデオの様に映して記憶する

 

そのかわり、未来の想像が出来ない

 

 

具体的に子供の頃は、親の近くから離れない

 

親が「そこに戻ってくる」と言っても戻ってくる想像が出来ない

 

だから常に親の近くから離れない

 

でも、これは経験で補う

 

 

よく、未就学児のドリルのような物である動物の頭と体を線で結ぶ事が出来ない

 

頭と体が離れてしまうと、そこを繋げる間の想像が出来にくい

 

どうやっても繋がらない

 

間が無いものも人間はそこを頭の中で勝手に構築してなんとなく映像を見ることが出来たりする

 

でも、見えないのに勝手に構築する事が出来ない

 

全てを見ないとイライラするし、分からないなんてこともある

 

これもそのうち経験で補う

 

球技なんかは、ボールの軌跡が分からないからなかなか上手くならない

 

それでも頭のいい子だと、過去の軌跡を描くから、何度かやるとその何度かの軌跡に当てはまれば上手くいくなんてこともある

 

でも、かなり難しい

 

特に体から離れたものの扱いに苦しむ

 

ラケットとかは、なかなかの難しさかも

 

 

そしてある程度の年齢になって、いくつかの指示を出すと混乱する

 

何を初めにやるべきかが分からない

順序がつけられない

 

最終的にどんな状態になるか、想像がつかない

 

ただ想像がつかないだけでも、人間は物凄い苦労する

 

知能が高ければ、それを他の方法でフォロー出来たりする

 

 

まず、何がどう人と違うのか?

 

どんなフィルターを持っているのかをちゃんと見て、出来ないところはできるところでフォローしながら、自分の長所を活かして生きていければいいのかなと思う

 

きっと皆違うのが当たり前だ

 

やり方は一つでは無い

 

きっと上手くいく方法はある

 

自分を知って自分のやり方を見つけられれば楽に生きられると、そういう人達が教えてくれている気がした