心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

親子共に立ち直る

子供がいじめられたり、自己愛性人格障害者のターゲットになったりした時に、その追い詰められた気持ちを親なら分かってあげられる事がある

 

親子でターゲットになればもちろん親子でその気持を共有出来る

 

ただ、そこから脱出できた後にその傷ついた心で前を向くのは本当に大変だ

 

心って一度傷つくと、その傷が直ることはない

繊細になるし、傷つきやすくなる

そして傷が癒える事なんてないのかもしれないと思ったら、立ち直れないじゃんって思う

 

しかも、子供の場合は短い人生の中でその出来事の占める割合は物凄く大きい

 

死にたくなる気持も分からなくない

 

もし、その傷が親子で共有できた時は、まず大人が立ち直る姿を見せないと、子供が立ち直る事なんて出来ない

 

子供が立ち直れないのを横目に親が自分だけ立ち直るなんて、子供を置いて行くようで少し切ないかもしれないけれど、親が辛い出来事を糧にして這い上がって行く姿を見て、子供はその先に光や未来がある事を信じられるのかもしれない

 

そう思うと、親は半歩先どころか、何歩も先を行かなきゃいけないのかも

何歩も先というより、子供が一歩進む間に何十歩も進まないといけないのかも

 

子供がウジウジしているうちに、どん底から光までを見せないと、子供はその先に光が見えることを信じることが出来ない

 

言葉でいくら言ったって、言葉は経験には適わない

 

親が色々な辛い経験から立ち直り明るく生きて行っているのを見ながら、その考えや立ち直り方を子供達が感じ取っていくのも子育ての一つの方法なのかもしれない

 

だからかな、波乱万丈な人生を生きた人は笑顔が多いし、子供は意外と楽観的な気がする

 

何があっても立ち直れると信じているからかもしれない

 

子供の頃から順風満帆だと、立ち直り方を知らないから、傷付くのを恐れて何も出来ないのかもしれない

 

子供が立ち直れない事を横目にどんどんと立ち直る大人の姿を見せて上げたいと思ってほしい

きっと子供は、ついてくる

 

そしていつか「お宅の子は丈夫ね」と言われる日が来るかもしれない