心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

ごめんなさいって言いなさい

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先日、外で5才位の我が子を床に押し付けて「ごめんなさいって言いなさい!」って言っているお母さんを見かけました

 

子育てって大変だから、気持ちは分からなくないけど…ペットみたいでどうかなと

 

その2日位前に我が家でも上の子が下の子に「ごめんなさいって言いなさい!」かなりきつく言いながら、おさえつけている光景を見ました 同じです

 

でも、内容は大した事ではありませんでした

上の子は、下の子を服従させたかったのです

下の子は結局謝りませんでした

 

私はその場を放っておいて、下の子に後でフォローを入れました

「今日のは謝らなくていいけど、本当に悪い事をしたときはごめんなさい言えるよね」と

 

翌日、下の子が私の足を踏んだ時に「ごめんなさい」と言いました

私は「ママは大丈夫だよ、ごめんなさいって言えたね」と言いました

 

前回、下の子は上の子にはごめんなさいが言いたくなかったのです

悪かったって思っていなかったのです

 

例えば、忙しい時に飲み物をこぼしたら、とっさに子供は謝ります

でも、全てを自分で片付けてくれれば謝る必要もない事です

 

こぼした事は故意でなければ仕方のない事だから謝る事というよりは、片付けしてくれてありがとうと言うべきことなのかもしれません

 

そこで、「なんでこぼすの〜!」とかって怒られても、ただ謝るしかない

子供はとっさにその場を収めるだけのために謝るとこになる

 

とっさに叩いたり怒ったりする事ってあるけど、ちょっと考えれば、服従させたり支配したりするために怒ることは減っていく

 

子育ては本当に大変だしイライラの連続なんだけど、自分ではない思い通りにいかない他人と長い時間付き合っていくことには物凄い意味がある

 

だから、母親は寛容だし何があってもフレキシブルに動く事が出来る

絶対的な信頼と愛を得られる素敵な経験だ

 

子供を育てていない人にはなかなか経験出来ない物凄い能力だけど、子育てをしても支配被支配にとらわれ寛容になる機会を逃している人も多い

しかも子育てをする人も減っている

 

そりゃ、ピリピリとした社会になるだろう

心も育たないだろう

 

叩いたり脅したりする方法しか知らない心の幼い自分に気がつく方法なんて子育て以外ではなかなか無いのかもしれないのに…

 

私の方が上よ!と言っていませんか?

人間は子供も大人も並列です

子供にしかできない事や子供にしか気がつけない事だってあるんです

子供も他人も一人の人間として見れますか?