心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

厳しいってどういう事?

f:id:pilatesno-1:20210225215531j:plain

子育てについて「なんでそんなに厳しいの?」と言われました

 

むむ?

 

厳しい?

 

何でも自分でやってみてって事は厳しいのかな?

 

私には、それは優しいと感じます

 

まあ、人それぞれだから色々思うところはあるけれど、おじいちゃんおばあちゃんもいない我が家では子育て家事育児は全て私に任されています

 

任されていると言えば聞こえはいいけれど、誰も責任もとってくれなければ文句を言われるだけで手伝ってくれるわけでは無いという事

   

夫がいなきゃ困りますし子供達が育つのに男親は必要だと感じますが、具体的にいないから回らない事はありません

 

と、いう事は存在は無いと困るのですが、私の手にはなりません

 

夫がいるから家事育児が楽になる訳ではないのです

 

そうなった時、子供達は年齢に合う事は最低限できないと困ります

 

学校の用意を全部してくれるお家には、やってくれるだけの人と時間が必要です

 

そんな人はうちにはいませんから、自分でやらなきゃ学校にいけなくなっちゃいます

 

自分で出来る事が少しでも増えれば、私がついて行かなくても、一人ひとりが自分のやりたい事を出来るのです

 

お風呂の前に眠そうで動けなそうだなと思えば、パジャマを用意してあげる時もあります

 

でも、普段はパジャマはお風呂に自分で持っていきます

 

その日が寒いか暑いかは、自分で考えて好きなパジャマを選んできます

 

お風呂に入りながら「今日は寒いと思ったから長袖持ってきた!」と子供はいいます

 

暖かい予定だったら「失敗だ〜」と言いながら嘆くのです

 

パジャマや洋服を用意するのも、好き嫌いだけでなく、その日の天候や予定等の情報が必要だと自分で用意すれば気がつくはずです

 

朝の洋服を用意して貰っている子はいつまでもその事に気が付かないかもしれません

 

そして、そんな小さい事の積み重ねが一人で行動する時に必要な事なのです

 

そんな積み重ねは親が安心して子供を外に出せるとか、子供が自信を持って外に出る事に繋がります

 

もし、今まで何もやっていない子が突然一人で洋服を選んだら気候や予定を考えられなくて2泊以上の泊まりは洋服がちんぷんかんぷんになる可能性が高いです

 

そうなったら親は心配でたまらないかもしれないし、もしかしたら親が気候や予定を考えて1泊目と2泊目の服を全てセットしないといけないかもしれません

 

選ぶ自由も貰えないし、選ぶ自由を与えられても持て余すだけなのです

 

子供が何でも出来るようになる事を見守っている事が「厳しい」なんて考えた事がありませんでした

 

「なぜ厳しいのか?」の質問に「出来る事をやらせているだけだし、子供達はイヤイヤやっているわけじゃないので、厳しいかどうか分からない」と言いました

 

ちなみに先日キャンプに行かせた1年生の我が子ですが、普段真冬でも半袖半ズボンなんです

下着の半袖も着ません

 

なのに、スキー場キャンプ!

 

 

服を用意する時も頑なに「長ズボンは暑い!長袖は嫌だ!」と言い張りました

 

「雪が降るんだ!」と言っても想像が出来なかったのです

 

イヤイヤ持っていった長袖と長ズボンに下着、そしてスキーウェアと下に履くレギンスと厚手の靴下にタートルネック

 

帰ってきて聞いてみると、どうやらスキーウェアの下に何も着ず直にウェアを着た様子

 

「とにかく寒かった」と…

 

バカです…

 

「これとこれを用意しておいたのに!」と私が言うと「おー、それはそのためにあったのか〜」と我が子

 

まっ、やってみないと分からないものですね

 

そういえば、高校生の頃に同級生でうちの子みたいな子が居た気がします

 

何もやって無いと高校生で小学1年生とレベルが一緒になっちゃうかもしれないです

 

我が子も来年は多分平気なはず

 

何事も経験です

 

どちらがいいかは、子供は選べませんが、手を差し伸べない事に対する感謝はいつか感じてくれると思います

 

やらない事は、優しさだと思います

 

子供の事を全てしてしまう親は、見守る力が無い傲慢で自分本位の優しくない人だと私には見えますが、どうなんでしょう

 

ほんと、人それぞれですね〜