心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

DV被害者を攻撃しても

f:id:pilatesno-1:20210209113252j:plain小4女児殺害…DVの被害者である母親が逮捕されて責任が問われていけれど、行政の男性が束でかかって恐怖を感じているのに、それでも母親は子供を守る義務があるって攻撃する人達の気がしれない

 

「一緒にいない時間は支配されてる訳じゃ無いのにその間に母親は何とか出来なかったのか?」ってコメンテーターの言葉に胸焼けのようなやるせない気持ちと、きっと分かるわけのない絶望感を覚えた

 

DVをする自己愛性人格障害者達のターゲットへの心の支配は、24時間365日

それはどんなに離れていようと、どんなに連絡を断っていようと続く

 

10年離れていても電話の声で一瞬でよみがえる恐怖

 

ターゲットはその支配に怯えて生きている

 

それは、もう遠い昔の話でも、裁判が終わっても、自己愛性人格障害者が生きている限り続く事がほとんどだ

 

これをやったら後で罵られるんじゃないか?と思うと、やっと立ち上がれそうな小さな勇気も簡単に潰される

 

もうその場から動く力も無くした人を縛り付けて置くことは簡単だ

 

子供を守りたくても、自分がまず立ち上がれない

 

電話の通知が来るだけで体が震える

 

静かにしておくことしか出来ないのだ

 

子供が誰かに助けを求めたなら、ちゃんと助けるべきだし、それをしなかった行政に問題がある

 

子供だけではなく、この母親も助ける対象であり、攻め立てて「なんで!どうして!」と攻撃するのは、どうかと思う

 

 

確かに、自己愛性人格障害者から攻撃を受けていない人にこの支配がどれくらいなのか?なんて分からない

 

同じ自己愛性人格障害者に攻撃を受けている人同士でさえ、他のターゲットの気持ちは分からない事も多い

 

だから、この母親がこの子供の事も分からなかったかもしれない

 

そのくらい、DVの被害者やいじめの被害者の精神的苦痛や状況が分かりにくく複雑な物だと知って欲しい

 

あの「なんで母親として子供を守れなかったのか?何でそこに至らないのか?」って言葉が、被害者を攻撃して母親を母親の資格も無いと言っているかの様で悲しくなった

 

そのコメンテーターが嫌いなのでは無い

 

他人には分かりにくいその状況が、新たに加害者を作ってしまうことのやるせなさが、半端ない

 

もう、責めないで欲しい

 

手を差しのべられなかった行政の問題点をクリアにして、一人でも多くの被害者を救って欲しい

 

とにかくあのニュースが辛い