心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

兄弟姉妹の人数で変わる人間形成

人間の性格形成に一番強い影響があるのは、遺伝では無く生活環境と言われています

その中でも、兄弟姉妹の人数や自分の立ち位置での傾向は強いと言われています

近年は一人っ子が多いです

3人兄弟なんて少ない まあ、そんな世の中です

自分は2人兄弟でわが家子供が3人ですが、兄弟が2人と3人では、全く違う環境です

自分の経験からですが、2人と3人は社会性が全然違います

そもそも3人では、なんでもキレイに割り切れません 親も2人しかいません

なので、不公平なのは当然

親が誰かの事をやっていれば、誰かは我慢しなければならない事が常です

しかもほとんどの平日は母が一人

母が誰かを見ると、それ以外の子は2人、母が見ない方が自然と多数派になります

自立するのにはかなり心強い事です

家族の数も奇数なので、多数決などは楽です

家の中でも自分の意見が通らない事も多いです

そもそもが不公平なので、割り切れないものを割り切ろうとは誰も思わないです

何となく皆が上手くいけば、半分では無くても、お菓子が違くても、気になりません

家の中に社会性があるのを凄い感じます

それに対して2人兄弟は、大抵のものは半分に出来ます

差別をすれば見た目で明らかにわかります

でも大抵は年齢が違うので、親は2人を同じに扱うことも難しい

お母さんが一人の平日は特に、我慢するのはどちらかだけで、後でと言いつつ出来ない場合も多いのが現状ではないかと思います

我慢する方は一人で我慢なので、かなり疎外感を感じます

同じお菓子を二人にあげて片方はお母さんと食べたとします

二人ともお母さんと一緒にいたかったとしたら、お菓子は公平に分けても不公平だと思うでしょう

片方はお母さんといる事を我慢するから、お菓子を余分にあげたとします

結局、かなり不公平感が残ります

大抵は下の子が母親とずっと一緒にいる形になるので、上の子は我慢を強いられます

家族での意見が割り切れるので、多数決もしにくい

公平そうに見えて、不公平がよく見え、年齢相応の対応が難しいなと思います

そして、一人っ子はというと、基本やりたい放題です

我慢する必要ってありません

お母さんとお父さんをどちらか選ぶことも出来ます

平日は母一人子一人 お母さんが子供の意見を聞いてしまえば、子供は意見がほぼ通ります 親がついてくるのも当然だし、親が味方なのも当たり前なんです

性格は必ずマイペース 

わがままでも周りは特に気になりません

だって、子供だし…

ダイレクトに母親の影響を受ける環境ですし、親から逃れる選択肢はありません

自己愛性人格障害者が子供を支配下に置きやすい環境かなと思います

親が自立していないと、自立するのも難しい環境です

子育てに家族は必要で影響の強い存在なのに、その中身は他人にはまるで見えないブラックボックス様な物です

一人っ子が増えて、自立していない大人が自立出来ない子供を量産する仕組みをどんどん加速していくと、日本はなんでも罷り通る変な国になりそうな気がします

子供は宝だけど、だからって何をしてもいいわけじゃ無いです

ちゃんと育てなきゃ、ガラクタだらけの国になるかもしれません

皆がやってるからいいんだ!とかなるのも自分に責任が起因することのない想像力の欠如かなと思います

人間は子供を育てながら成長していくと思うので、子供を育てない人が増えれば心が大人になれない大人も増えてくる

自立してない親が子供を育てれば、子供は自立出来ない

結果、自立出来ない大人が増えることは当然で、だから親元で仕事もせずに甘えてる大きな子供も増えているのかなと思います

あー、先が暗いなあ、暗すぎる

なにはともあれ、自分がきちんと成長する事が大切なんです 何人子供がいようが、子供がいなくても、ちゃんと成長して自立していればいいのかなと思います