私がピラティスのインストラクターになったきっかけは、たまたま
ある日、我が子がストレッチ教室に誘われたのです
伸ばした足に手が全く届かない程の硬い体と運動神経の悪い我が子
一緒に行こうと誘ってくれた子も、我が子が自分よりも出来ないであろう事を見越して誘ってきた感じでした(その後その子は我が子を物凄いいじめるようになるのですが…)
「どうしよう、恥ずかしい」と
その日から、2週間和室でトレーニングを始めました
2週間後、なんと我が子は開脚で胸が床に付くようになっていたのです
そのストレッチ教室にその日初めて参加した子の中では一番体が柔らかかったらしくご機嫌で帰って来たのです
その変わり方が面白かった私と、周囲にバカにされたくないと思う我が子はそれからトレーニングを続けたのです
なんだかどんどんと変わって行く我が子を見てある日私は「1年であなたをリレーの選手にしてあげようか!」と冗談混じりにいいました
その頃の我が子の徒競走は学年ビリ
そんな事が出来たら凄いね!なーんて笑って言っていましたが、それは一年後現実になるのです
ゴールデンエイジの変化は凄いんです
そして、声掛けって大切なんです
何か、裏付ける知識が欲しかった私の近くに、ピラティスインストラクターの養成をしている先生がいて、ピラティスって何だ?って思いながら資格取得の申し込みをしたのです
ピラティスのレッスンすら受けたことの無い私がピラティスインストラクターの養成レッスンを受けました
今考えると随分と適当ですが、ベストチョイスだったと思います
しっかり活きてますから
今の子供達は失敗する事を極端に嫌がります
親が成果を求め過ぎてしまうのだと思います
出来ないとすぐに諦めてしまうのです
我が子も、学校の体育が出来ない事で勉強も出来なくて当然だと全てを諦めていました
それが運動が出来ると共に勉強も出来るようになったのです
頑張れば、何でも出来るようになるかもしれない!と思えるようになったんだと思います
私は教えただけですが、子供は自分で努力して獲得した物を信じてこれから何でもチャレンジしていけるのです
凄いです
そして、教室で今まさに我が子と同じ道をたどっている子がいるんです
初めは4歳の我が子と身体能力の変わらない12歳でした
通い初めて2年たった今は多分クラスでも運動はかなり出来る方だと思います
何も自信の無かった子が、自分の意見を言える明るい子になりました
我が子と2人で並んでいる姿を見ていると、良かったなあと思います
「出来るようになるよ」という私の言葉に………な感じだったのに、なんて思います
歩けない人が歩けるかもしれないと思えたり、運動が嫌いな人が楽しく続けられそうだと思えたりする瞬間に立ち会うと、ワクワクします
そして、そこからのその人の変化に驚かされます
きっかけは、多分何でもいいんだと思います
人と出会ったという点を形にしていくのはその人自身なので、そっとお手伝いが出来ればいいなと思っています
人は変えられないけれど、変えるきっかけは与えられるのかもしれないです
そして、きっかけはどんな時もやっぱり人なのかもしれないです
私というきっかけが必要な人に出会えますように!
そして、私にも沢山のきっかけがありますように!