心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

ご褒美をあげて頑張らせる方法

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子供に、「これ頑張ったら○○買ってあげる」って、約束をバンバンするお家ってある

 

小さい時は「いいな〜」って我が子達も言うけれど、「我が家は我が家」と言われて諦める

   

しかも高学年にもなると段々と気がついてくる

 

それほど欲しい物も無い

必要な物は家にある

その物を持って、親に愛されている証拠としている子供達

それを見せびらかす事で親との薄い絆を見せびらかしている子供達

 

あっという間にピークは過ぎて、次の目標とご褒美に思いは移る

 

そのご褒美の中身は、親の意思を受けて子供がやってあげている事に対するお礼だ

 

子供が親の要求に答えてあげているという逆転の事実

 

テストに受かった事も、頑張って勉強した事も、誰かより上にいった事も全部子供が達した目標だし、頑張ったからこその結果だけど、親も達成してほしかった目標だ

 

「二人三脚で頑張った」なんて聞こえはいいが、ご褒美を成績により物で親があげている場合は親が達成して欲しかったという方が強い

 

いい子を育てた親として自慢したい!

親のアクセサリーとしてキラキラ光る子供を持ちたい

 

実際、本当に子供がやりたかった事ならば、ご褒美はその目標達成で充分なのかなって思うんです

 

「お祝いに皆でご飯を食べに行こう!」位でいいかと思います

 

テストの度に、何かの度に、勝つ度に何かを買う約束なんてしていたら、目標のために頑張るのではなく、子供はご褒美目当てで頑張る事になってしまう

 

自分のしたかった事なのか?ご褒美を欲しいだけなのか?親の愛情を独り占めしたいのか?

 

もちろん、そんな事を考える子ばかりてはないですが、気がついた時には、自分のためでは無くなってしまっている場合が多いです

 

ずっと誰のためかなんて分からず一流選手になる人や、気が付かずに大人になっていく人も沢山いるかもしれませんが、親が子供を物で釣りながら思い通りにコントロールする事が子育てだと勘違いして生きていくため、自己愛性人格障害者になりやすいし、その子の子育てもまた自己愛性人格障害者的になりやすいのかもしれません

 

子供の夢と親の夢が同じ人や、親のやっていた事を子供がやる様な場合には、もちろんその楽しさや難しさに共感しながら色々な事を乗り越えて行く場合もあるけれど、かなり多くの自己愛性人格障害者がいる事は予想出来ると思うんです

 

スポーツや勉強など小さい頃からやるものは、親の意思ばかりですからそんな人が沢山いるのかなと思います

 

ちなみに、どうしても親がやって欲しい時は、ご褒美を使うのは多少仕方ないと思うんです

 

我が家で使うのは…どうしても静かにして欲しい時

 

周りに迷惑がかかりそうな時は、どんな手でも使おうと思います

 

私も子供も周りも頑張っても仕方ないと思って諦めます

 

「これが出来たら〜買ってあげる」のフレーズが周りで増えてくると、なんだかザワザワします

 

クリスマスもお正月も誕生日もあって、それプラス買ってもらいたい物なんて、子供の頃にあったかな?

 

なんて思いますけど