心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

「あいつには言われたくない!」の裏


f:id:pilatesno-1:20210204082858j:image
自己愛性人格障害者の会話でよく出てくる「あいつには言われたくない!」「お前には言われたくない!」って言葉

 

誰に言われても嫌な気分になる言葉は沢山あります

   

でも、誰かなら許せて誰かなら許せないなんてあるのかな?

 

フォローがあれば許せるとか愛があれば許せるのは、せいぜいボケた時のツッコミくらい

 

私はツッコミもあまり品のないものは理解が出来ないので苦手です

 

ちょっぴり言葉は違うけど、「お前がそんなこと言える立場か!」とかと同じで、人間にレベルがあって自分より下のレベルの奴に言われることでは無いと言っているんです

 

自分より下か上かっていうのが、目上の人に対しての失礼な言動について言っているのであれば多少理解出来るけど、そうではなくて人間的に下等か上等かって話になると意味が違います

 

そもそも、人間をランクやレベルで区別している時点で、その人は他人を評価して順位をつけています

 

「え、普通他人って評価するんじゃないの?」って思っている人は多いかもしれないけれど、実は他人を自分の物差しで測っても、順位をつけている人と順位なんてつけていない人がいます

 

順位をつけるのは、相手を自分の価値観のみで上だ下だと判断出来ると思っているということ

自分の判断はこの世界で絶対的だと信じて止まない人達で、自分以外の全ての考えや人格や思いに敬意がないんです

 

そして、必ず自分より下だと思った人と上だと思った人の扱いが違います

 

もちろん、立場によって言っていい事といけないことも違います

 

自分の順位が上がれば、周りの態度が変わってくるが当然だし、自分より下だと思われる人から自分を指摘されることはプライドが許さないのです

 

「自分よりも下の人間からとやかく言われる筋合いは無い!」っていうのが真相です

 

バカにしています

 

自分の価値観が世の中の絶対的評価だなんて分からないのに順位をつけちゃうなんて、びっくりです

 

好き嫌いの順位はあるかもしれませんが、バカにしていい人間なんていないんです

 

どんなに自分よりも劣っている様に見える人でも、本当に劣っているかなんて分からないんです

 

これは、自分より下と判断したしたものに対してだけじゃなくて、自分より上と判断した人間に対しても同じ様なことが言えます

 

上の人を敬っているんだからいいじゃない!ってほとんどの人が思うかもしれませんが、「上の人だから敬う」って判断の裏には、「下の人は敬わなくていい」という判断が隠れています

 

だからこそ、「◯◯さんには特別よ」とか「◯◯さんは有名だから仲良くなって置いた方が得よ」なーんて言葉が聞こえてくると、その裏の特別じゃない人がいて、仲良くするのも損しちゃう人がいるんだなと感じられて、気分が悪くなるのかもしれないです

 

どんなに敬意をはらわれても、人に寄って態度が違う人には、そんな事が想像されて嫌なんです

 

まさかその言葉で、尊敬している目上の方々にそんな思いが伝わっているなんて、本人は思っていないでしょうが、そんな思いを感じ取っている人は結構いると思います

 

だから、大切にされているのにモヤモヤなんだと思います

 

前の記事の、モヤモヤの原因!分かっちゃったかもな