心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

感謝でも押し付けは嫌かも

f:id:pilatesno-1:20210226231448j:plain
前の記事の方ですが…「ありがとうは良い言葉ですし感謝した方がいいのでしてください」と言っていました

「ありがとうという言葉を沢山言ってね」と何度も子供達にも言いました

別に、私もそう思う事はあるので何か反論がある訳では無いのですが、何となく鬱陶しかったんです

この鬱陶しさが何なのか分からなかったのですが…




「私は感謝しようと思っています」とか「私は感謝しているんです」ならいいんですが、「感謝して下さい」と人に押し付けるのはちょっぴり違うのかなと思ってみました


「ありがとう」は強要すると「ありがとう」じゃなくなる言葉だと思うんです

私も良く子供に「ありがとうって言って〜」と言ってしまうのですが、それで言ってもらった「ありがとう」は全く嬉しく無いんです

全く気持ちが感じられないです


面白いです


ありがとうが素敵な赤だとしたら、言わせたありがとうはどす黒いイメージです

もう、ありがとうの影も形もありません


自分よりも年上の人が何名かいる中で、もちろん子供もいるのですが、皆に「感謝して下さい」と言いました


ちょっぴり失礼かもっても思いました



目の前の人がどんな経験をしているかなんて、他人が分かる事はありません



薄っぺらい人に限って「あなたはまだ若いから分からないと思うけど」なんて事を言ってしまう気がします



若くても辛い経験をしてきた人は、若いからって経験が浅いなんて考えはしませんから、年齢に関係なく他人を見ると思うんです

感謝して下さいじゃないなって思います


お寺さんとか、教会に何かを聞きに行っているならともかく、あんまり人に諭すのはどうかなって思いました



私の子供達もいつか何にでも感謝出来るようになると良いなと思っています

何も無い生活をしたり、物凄く苦労しないと結局感謝って出来ないと思うので、そんな経験も素敵な経験です

苦労した分感謝出来るって事は、何もなく育つと感謝も出来ないって事かなと思っています

今の子は親が何不自由なくやってあげて育つし、親も先回りして失敗もさせないので、感謝する気持ちなんて育たないかもしれないです

どす黒い「ありがとう」は欲しくないな〜

やっぱり押し付ける人は苦手だなと思った出来事でした