親が子供に「○○ちゃんに負けてるから頑張りなさい!」って言うのをよく聞く
「あの子みたいに頑張って!」ってつもりだったり、目標だったりして、「その比較対象の子を尊敬して褒めている」と親達は思っているみたいだが、子供から見た世界は全く違う
「○○ちゃんに負けているあなたは価値がない」「○○ちゃんに勝てたあなたは価値がある」 「自分より何かが上の子には価値がある」 「自分より何かが下の子には価値がない」
そんな世界だ
要するに人生勝ち負けのみ
誰かに勝つことでしか自分の価値が見いだせない
と、親達は言っている
そんな人達にとって敗者には価値が無い
負けたくないから頑張るって気持ちばかりだと、価値の無い敗者になることにも恐れる
本当は価値の無い人間なんていないけど、価値がある人と無い人に分けて考えて、接してしまう
当たり前だけど、負ける人がいない自分は勝てない
勝っていないと、自分の価値が無くなっちゃう
だから、勝ち負けは大切だし、近くに自分より負けそうな人を置いておかないと心配
勝ち負けを必要以上に言うことは、負けを見下す行為なのだ
人の成功は自分の負けだから素直に喜ぶことも出来ないし、人の負けは自分の勝ちだから、人の失敗を喜ぶ
結局そういう人はそういう人同士で順位をつけて、負けた人を見下しなが生きている
言われる立場にも言う立場にもなって、言われる立場になったらなったでカンカンに怒る
自分も散々やっているのに、気がつかない
難しいんだ
そんな人の前で、他人を誉めると…だんだんイライラしてきたりする
そんな人の前で他人を貶せば…だんだん喜んで参戦してくる
当然と言えば当然なんだけれど、人の悪口で花が咲く人は皆そんな人達なんだ
悪口言われちゃって!って「自分も言ってるじゃん!」なんて思います
そんな人に毎日接してると…無視するって難しいと思います