心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

「○○ちゃんに負けてるから頑張りなさい!」は人を見下す行為??

f:id:pilatesno-1:20210306003123j:plain 親が子供に「○○ちゃんに負けてるから頑張りなさい!」って言うのをよく聞く

「あの子みたいに頑張って!」ってつもりだったり、目標だったりして、「その比較対象の子を尊敬して褒めている」と親達は思っているみたいだが、子供から見た世界は全く違う

「○○ちゃんに負けているあなたは価値がない」「○○ちゃんに勝てたあなたは価値がある」 「自分より何かが上の子には価値がある」 「自分より何かが下の子には価値がない」

そんな世界だ

要するに人生勝ち負けのみ

誰かに勝つことでしか自分の価値が見いだせない

と、親達は言っている

そんな人達にとって敗者には価値が無い

負けたくないから頑張るって気持ちばかりだと、価値の無い敗者になることにも恐れる

本当は価値の無い人間なんていないけど、価値がある人と無い人に分けて考えて、接してしまう

当たり前だけど、負ける人がいない自分は勝てない

勝っていないと、自分の価値が無くなっちゃう

だから、勝ち負けは大切だし、近くに自分より負けそうな人を置いておかないと心配

勝ち負けを必要以上に言うことは、負けを見下す行為なのだ

人の成功は自分の負けだから素直に喜ぶことも出来ないし、人の負けは自分の勝ちだから、人の失敗を喜ぶ

結局そういう人はそういう人同士で順位をつけて、負けた人を見下しなが生きている

言われる立場にも言う立場にもなって、言われる立場になったらなったでカンカンに怒る

自分も散々やっているのに、気がつかない

難しいんだ

そんな人の前で、他人を誉めると…だんだんイライラしてきたりする

そんな人の前で他人を貶せば…だんだん喜んで参戦してくる

当然と言えば当然なんだけれど、人の悪口で花が咲く人は皆そんな人達なんだ

悪口言われちゃって!って「自分も言ってるじゃん!」なんて思います

そんな人に毎日接してると…無視するって難しいと思います