運動能力には、筋力が無いと出来ない事と、筋力が無くても出来ることがある
そして、筋力がそれほど無くても大抵の事は誰でも出来る
ピラティスや親子運動教室をやっていると、大人の運動能力の低下を目の当たりにする
もちろん、私自身も「えっ、こんな簡単な事が出来なくなっているの?」とあぜんとしてショックを受けることがある
定期的に動いていれば、昔は当たり前にできたことが出来なくなっていることに気がつける
しかも、筋力の衰えではない場合、方向さえ間違わず少し練習すれば、大抵は出来るようになる
昔のキレは無いかもしれないが、運動が出来た人なら、いくつになっても運動はできる
でも、大人になってからタイムを測ってダッシュで走ることなんて無い
逆立ちすることも、高いところから飛び下りる事もしない
だから、出来るか分からないのだ
突然やってみたら、案外体は動かない
頭の中に描く昔の自分とはかけ離れた現実がある場合がほとんどだ
それを突然無理やりやろうとすれば怪我をする
運動会で突然走ったお父さんが怪我をするのはまさにそれだ
運転もそんなものかもしれない
昔なら、とっさの判断で急ブレーキだって踏めたかもしれないが、ある程度の年齢になると瞬発力は落ちる
イメージ通りに動かない体で、とっさにブレーキを踏もうと思っても力が入らないかもしれない
40才を過ぎたら、多くの人が唖然とするほどイメージにギャップがある
そんな体とまだまだ付き合う上でも、自分の事をもう少し知ってほしい
「○○をやってください」の指示に「あれ?どうやって体を動かすのか分からなくなっちゃった!」って声は多いです
40歳は人生の約半分です
元々器用に体を動かしていた人は、筋力をあまり使わずに体を動かせるので、年をとっても上手に体を動かす事は可能です
色々な動きにチャレンジしてみて、上手に運動能力を維持していければ、とっさの出来事でも対応出来て事故も少しは防げるかもしれません
40才過ぎたら、気にして見てください