心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

バーチャル普及による想像力の欠如

バーチャルの砂場

 

今朝テレビでやっていたけど…

 

幼稚園で導入したところがあるそう

 

ありゃ、想像力の欠如に繋がらない?

 

物がある事で、人間って考えなくなる

 

砂場に水が映し出されなくても、砂場に水があると想像して子供たちは遊ぶ

突然、誰かの一声でそれが溶岩に変わったら皆でそれに対応しながらその変化を自由に楽しみ遊ぶ

何だったらカバだってぞうだって歩いて来るかもしれない

 

でも、もしバーチャルで水が映し出されたら、目に見える物以外の想像はしなくなる

 

溶岩の想像は出来ない

 

そりゃ、おもちゃとしては最高に面白い

 

だからこそ、チームラボのイベントなどに入場料を出して遊びに行く

 

特別な場所で、特別な遊びとして遊園地の様な感覚で遊ぶのはいいと思う

 

小さな場所でも、広い場所で遊んでいるような気分になる

 

素敵な事だと思う

 

でも、一部の日常にバーチャルを入れてしまったり想像力の豊かな子供たちの遊びにバーチャルを入れるのは私は反対だ

 

人間は、物が少ない程想像力や思考力を働かせるのだと思う

 

少ない物しかないなら、何とか代用して今の日常に近づけようと工夫する

 

もっと便利な物を作ろうとする

 

でも、その物があれば工夫する必要なんて無くなる

 

一部のお金に余裕がある教育機関にバーチャルの技術が入ったりしたら、お金に余裕がある子供たちだけがそういう物に触れて遊ぶ

 

想像力の豊かな何も無い所から作り出す事の素晴らしさが、貧乏くさいとバカにされたりする事は無いのだろうか?

 

想像出来ない事が凄くて、クリエイティブな世界が安っぽく思えてしまう人達が増えないだろうか?

 

人の想像力は無限で個性的で面白い

 

それを認める事ができづらいますます生きづらい世の中にはならないだろうか?

 

あのシステムを作り出す過程や技術は面白いし素晴らしい

 

でも、想像力の一番豊かな時代に我が子にあの砂場に毎日行くことを許可する事は出来ない

 

想像力と考える力や個性を充実させて自由な発想と個性を認め合って、楽に楽しく生きていきたいと思う

 

チームラボの作る世界にも一度行った

 

面白かった

 

でも、我が子達の頭の中には、あの小さな小人達が常に住んでいる

 

頭の中に遊園地で小人達が遊んでいる世界を持っている

 

現実に見える小人の世界は素敵だったけど、びっくりする世界では無い

 

きっと誰もが子供の頃にはそんな感じの頭の中だったはず

 

なのに…

 

何だかゾッとしたニュースだった

楽しいのに、寂しい

変な気分だった

 

皆何とも思わないのだろうか?

 

嫌だったら近づかなければいいんだけどさ

 

あの砂場は大人の遊び場にでも置いたら!なんて思った