心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

太っていて運動が苦手な子の行く末

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太っていて運動が苦手な小学生が増えています

完全に外遊び不足です

太っている子でも動ける子とそうでない子がいます

その違いは、動く事が楽しいか楽しくないかの違いです

小学生になる前は、動く事が嫌いな子は本当はいません

基本的には周りと比べる事はあまり無いからです

動くのが楽しくないのは、親が遊ばない、親が外で遊んでくれない事が要因です

昔だったら、外で子供達だけで遊ぶことも出来たけど、今は習い事なども多く遊んでいる子が少ない

そうなると親が遊びに連れて行かないといけません

そして、もちろん一緒に遊んであげないといけないのです

正直かなり面倒

しかも、親は自分達が子供の頃はそんな事自分達でやっていたから必要ないと思っている

静かにしていれば怒られないから静かにしている

ゲームだったらずっと集中しているから親も楽

気がついたら、運動出来ない子になっている

運動が出来ないと小学生になったところで運動が嫌いになります

嫌いと言って、出来ない劣等感から目を背けるのです

本当に嫌いなわけではありません これは大人も一緒

では、太っている理由はなんでしょう? それは食生活です

もちろん、兄弟でも一人だけ太っている子もいます

食生活だけではないです

そもそも太っている子は食べることが好きです

食べた分、動いていれば太りません

でも、そのバランスが崩れてしまっているのです

おなかが空いてないのに食べること、特に上にお姉ちゃんお兄ちゃんがいる子は心当たりがあるかもしれません

上の子の習い事のタイミングに振り回されながら食事をするとそうなります

静かにさせようとお菓子を与えたりしないと、周りの親からの風当たりも強かったりして大変です

そして、太っていて運動が出来ない子が出来上がります

小学生になると、太っていて運動ができない子は動く事を諦めます

運動能力とは、体をコントロールする事です

体をコントロール出来ない子は心をコントロールする事が出来ません

運動が出来ない子は、今想像出来ない位運動が出来ません

階段を普通に上り降り出来ません 縄跳びも出来ません

10センチの高さを飛び越えられません 走れないのです

日常生活を無理なく出来ないのです もちろん、動かないのでゴロゴロしています

筋肉も骨も出来ません よく転ぶし、骨粗鬆症の子も増えています

劣等感の塊だし、努力する意味も分かりません

達成感も知りません

それで、勉強が出来ればまだましです でも、大抵は勉強も諦めています

何にも出来ないし何にもやらないのです

仕方ないと思っています

心のコントロールもできないのと劣等感の塊でそのうち家から出られなくなったりします

心が病んでくるんです

そのまま体は大人になりますが、心の成長が止まってしまいます

でも、仕方が無いのです

自分を守るために心を閉ざすのです

外に出ると傷つくので、怖いのです

なぜここまで来てしまうか?

それは、親が子供を見ていないからです 子供を見ていない事を気が付かないからです

放って置いた訳ではありません

どちかといえば、習い事もさせて、ご飯も沢山作って、ゲームも買い与え、テーマパークにも連れて行くようなお家です

でも、どれもこれも子供が成長するために必要だと思って考えた物ではありません

隣のあの子がゲームを持っている あの子が習い事をはじめた

ご飯も好き嫌いが多いから、好きな物だけ沢山作ります

嫌いな物を食べさせる労力が面倒なんです

子供が挑戦しようとしても、危ないから、下手だからと手を出す

出来ないのを見てるのも面倒なんです

親の見栄と自己満足の為に子供に何が必要かを見失ってしまっているのです

でも、そういう親はまさか運動が必要だなんて思いません

勉強が出来れば困りません

いい学校に行ってくれればいいのです

気がついて欲しいなと思いますが言えません

だって重要ではないからです

精神疾患になってもまさか原因がそんなところにあるとは思っていません

昔の子は精神的に強かった!は本当に強かったんです

今の子供達を健全な心身を持って育てたいなら、もっと外遊びを大切にして欲しい

太っていて運動の出来ない子の行く末は暗いです

そこに親はもういないのです

面倒も見れなければ責任もとれません

責任がとれる子供のうちに対策を考えてあげましょう!