心と身体とピラティスと運動

倉敷・早島でピラティス教室と親子コーディネーショントレーニングしているインストラクターの頭の中を整理するブログ

教えるお仕事の真髄はなんでしょう?

教えるお仕事は世の中沢山あります 基本的には先生と呼ばれるお仕事です 何を教えてあげられるか? そりゃ、技術や成績を向上させる事でしょ!って私はあんまり思っていません

もちろん、技術や勉強を教える代わりに対価を得ているのですが、その技術や成績の向上に大きく関わっているメンタルの部分を軽視していてはいけないと思います

大好きな物に向ける好奇心を、恐怖に替えて教えて行くのは、実は簡単です 恐怖は、必ず画一化したいい商品を生み出します 今まだ大半を占めるスポーツ界のハラスメントはこの恐怖を使った手法です

アスリートなら、かなりいいアスリートをわんさか生み出すかもしれません でも、面白く無い

それに対して、大好きな物に向ける好奇心を最大限に活用して教えて行く手法には、物凄いばらつきが出ます なぜなら、人の好奇心や体力や集中力は本当に人それぞれだからです

寝ても冷めてもその事だけしか考えられない位の好奇心を持つ人もいれば、見ていても本当に好きなのか分からないけど心に秘めた思いがある人まで色々です 相手のテンションを上手く拾わないといけないし、一対一でなければ尚更皆のバラバラのテンションを一つにまとめて授業やレッスンをするのは、大変な事です

だから、多数の生徒に一気に技術を教える事には限界があります では、一対一ではないのに好奇心を向上心に繋げて行くには何が必要か?

それは、「面白さ」ではないかな?と思います

自分で探求したくなる面白さを教える事は、テンションの違いがあっても多人数でも意外と教えられます 面白さが分かると人間は自然にそれに興味をもち、向上心を刺激して、練習していきます テンションの違いや上手くなる速度は違えど、必ず上手くなるんです

だから、先生は技術や勉強を教えるのがお仕事ですが、それはさておき「その面白さ」を教える事こそが教える事の真髄ではないかと思っています

走るのが早くなる技術を教えるだけでなく、走るのが早くなるのが楽しいと思える事を教えると、今は情報社会ですから生徒は自分で早くなる方法を調べてくるようになります

その情報が自分達に合ったものか?判断していらないものを捨てていく作業を先生が出来れば、チームとしても教室としても上手く行くのかもしれません

それは決して先生が技術が無いわけでもないし、生徒の案をとったからといって、先生の威厳がなくなる訳でもないけれど、先生の技術が無いと嘆く人はいるだろうし、優しすぎると嘆く親達も出てくると思う

大抵の強いチームは恐怖で画一化した上手さを武器に大勢していくが、たまに誇れる技術はないコーチと生徒がピカッと光って一丸となって伸し上がっていくのは、そんな事なんじゃないかなと思う

パワハラが横行している現在のスポーツ界をガラリと変えるには日本の教育の根本を変えていかないといけない

恐怖で画一化した日本人を量産していく教育を、面白さを教える教育に変えるのは簡単ではないし、正直不可能じゃないかな?と私は思う だって、日本の文化ってそもそもそこにあるのかもと思っているから…

教育関係の人達はもちろんTVのパワハラ問題を対岸の火事と思っているだろし、何かを教える人達も面白さについて考える事は少ないかもしれない

これをガラリと変えて、東京オリンピックを迎えることは諦めて、面白い人間を量産出来る社会と文化を目指していけば、パワハラも減るし、いじめも減るし、障害者にも寛容で不登校も減るそんな社会が出来るかもしれない

先生の役割ってそんなところだったらいいなと思う

教える事の真髄って、なんでしょう?

まっ、信念を持ってぶれない先生がいいなと思っています

自分の教室は…参加されている方の評価なので、私には分かりません

来てみて、周りの方に聞いて感じてみて下さい

親子でコーディネーショントレーニング「めざせNo.1」 https://mezase-no123pilates.jimdo.com/